消防官の目線で国内で起こった災害や大火などをアーカイブしています。関連した国の動きや法改正なども追記しています。
総務省消防庁のまとめページも参考になります。
令和3年 12 月 17 日大阪府大阪市北区で発生したビル火災
大阪市北区曽根崎新地1-3-17 堂島北ビル4階で発生した火災は28 名(うち死者 25 名※12 月 21 日 11 時 00 分現在警察発表)の死傷者を出した。
大阪市消防局の発表による消防隊の活動報告によると、複数のテナントが入居する地上8階建のビル(屋内階段1カ所)において発生した火災であり、内部には多数の要救助者が残されていた。消防車とはしご車など合計 80 台が出場し、4階の消火活動及び上階への延焼阻止を行うとともに、4階から 27 名と6階から 1 名の合計 28 名の要救助者を救出した。同日、10 時 46 分に鎮圧(延焼のおそれがなくなった状態)とし、同日 17 時 04 分に鎮火した。
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/211221osakabirukasai3.pdf
令和3年11月29日 大阪市此花区における倉庫火災
大阪 此花区北港緑地の「日立物流西日本」の7階建ての倉庫から出火。約 38,700 ㎡を焼損し、12月 4日(土)17時00分鎮火した(消防庁12月4日発表)。
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/422012e6f15be84335b319d17e3629c08dadd499.pdf
令和3年10月31日 東京都調布市において発生した京王線の車両火災
東京都調布市国領町3-1 京王線国領駅で停車中の列車(5両目)のシートから出火し、負傷者は18人(うち重傷1人)にのぼった(消防庁11月1日発表)。バットマンのヴィラン、ジョーカーの姿をした24歳の男が電車内で刃物を振り回し、火災を発生させるなどして乗客らにけがを負わせた。
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/20211031_sharyoukasai2.pdf
令和3年8月11日からの大雨による被害
前線の停滞による大雨は九州をはじめとした西日本で被害が発生し、全国で死者13名、住宅43棟が全壊した(消防庁11月30日発表)。
https://www.fdma.go.jp/disaster/info/items/20210811ooame24.pdf
令和3年7月1日からの大雨による被害
西日本から東日本にかけて停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が次々と流れ込み、大気の状態が非常に不安定となったため、東海地方から関東地方南部を中心に記録的な大雨となっていた。このため、国内の各所で土砂崩れや冠水による被害が発生していた。7月3日午前10時28分頃、静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で発生した大規模な土石流は逢初川を南東方向に向かって海までおよそ1 kmにわたって流れ出たとみられ、これにより死者26人、行方不明者1人、住宅53棟が全壊した(消防庁11月30日発表)。
令和3年2月 21 日 栃木県足利市の林野火災
栃木県足利市西宮町地内(両崖山山頂から南西 200m付近)で発生した火災は林野約106ヘクタールと御岳神社(みたけじんじゃ:両崖山山頂付近)を全焼した。足利市内の5つの地区合計305世帯610人に避難勧告が出された。県内外から応援隊、防災航空隊、陸上自衛隊などが決死の消火活動を続け、令和3年3月15日15時00分、鎮火した。
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