救急救命士が実践|英語での論文執筆と投稿 vol1

救急救命士

2020年8月14日、正午を過ぎて午後の仕事が滑り出したころ、僕はW理事長の着信履歴に気づきました。
あぁ、直接の電話ということは、また何か重量級の頼み事かなと察しながら、少々ドキドキして折り返します。

「おお、一柳君、この間のポスター発表、Okada Awardの特別賞にノミネートらしいぞ」

なぬっ!これは、驚きました。
循環器や蘇生の分野で大活躍する先生方の発表を差し置いて、僕の「浴槽内の傷病者に対して一般の救助者が行う胸骨圧迫の質について」が何やら特別賞なるものを受賞するかもしれないというのです。
日本蘇生科学シンポジウム J-ReSSでは、会期中に行われたポスターセッションで優秀な発表内容に対して表彰されるセレモニーがあることは知っていましたが、まさか自分がノミネートされるとは夢にも思っていませんでした。
「めっちゃ嬉しいです」小躍りする僕に「ま、まだノミネートやけどね」とすかさず水をさすW理事長。
でも、ノミネートされただけでも凄いか。
しかし、特別賞って設定、過去にあったかなぁ。
それほどスペシャルな発表だったんですね。

ほどなくしてW理事長からLINEが入りました。
なんか、画像がついています。
ん!なんと、NN大先生とW理事長が交わしたメッセンジャーのスクショではないですか。
ふむふむ、どうやらノミネートは本当のようで、今は選考委員会の承認待ちと書かれています。
おぉ、これは期待が持てます。
実現すれば救急救命士としてなかなかの快挙じゃないですか。
あとは正式な知らせを待つだけ。テンションはアゲアゲです。

そして、少し読みすすめると・・・「論文化が期待されます」ほっほー、論文ですか。
用意はありますよ。
すでに日本病院前救急救命学会の第1号論文となるべく準備してきましたから、ほぼ形は出来上がっています。いつでもOKっす。

「英語が望ましいのでK教授と相談してください」

ええ!え、英文で・・・。
それに対してW理事長は「了解です (^O^) ありがとうございます」。
って僕不在で共同演者ポジションながら秒で快諾。論文化の準備はありましたが、英文は想定外でした。
できるかな(汗)

続きをお楽しみに。

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